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はじめてでも安心!中古住宅の選び方・マンション編


マンション
近頃では、駅前に大型高層マンションというのがよく建っています。駅前ということなので、便利なのは確かなのですがその代り結構な値段なのです。一方、中古マンションというのは、値段がお手頃な上に物件数も意外と多いのです。

ただし、物件が中古なだけにどれでもよいというワケではありません。そこで、はじめての方でも安心できる中古マンションの選び方についてご紹介してみたいと思います。

中古マンションの魅力

物件数が多く価格が安い

中古マンションの魅力といえば、ひとつの地域内に物件数が圧倒的に多いという点や安いという点などが挙げられます。中には、新築時の価格の半額で買えることさえあります。
たまにテレビを見ていると、どこそこの駅前に大型の高層マンションが建てられる予定で、ただ今好評分譲予約受付中!といったCMを見かけることがあります。確かにそんな新築マンションは、プールやトレーニングルームなどがあったりして大変魅力的なのですが、その分結構な値段がしています。

隣近所に住んでいる住民状況が分かりやすい

中古マンションというのは、安いというだけでなく隣近所に住んでいる住民の方々が手に取るように分かります。例えば隣の人は30代の既婚者だとか、30代の独身者だといった家族構成すら分かります。
また、地域開発もすでに進んでいるので、近くにある商業施設や遊園地なども分かりやすいでしょうね。それに事前に部屋の中を伺うことも可能なので、窓からの眺めや光の差し込み具合、あるいは騒音状況なども把握しやすいのではないでしょうか。

中古マンションを選ぶときの注意点とは

ここに注意!その1

中古マンションを購入する際に目安となるのは、どなたもそうなのですがやはり築年数です。築年数が長いとそれだけマンションの修繕費用もかさむのは言うまでもありません。また、セキュリティー面においても、新築マンションに比べると劣っているに違いありません。
一般的には、10年から15年の築年数が目安とされています。やはりそれ以上の築年数のマンションともなると、入居した時点でベランダの鉄柵が錆びていたりと、いろんな不具合箇所が見つかってくるかもしれませんね。

ここに注意!その2

マンションというのは新築にしろ中古にしろ、とにかく管理力がモノを言います。
要するに、外壁のヒビ割れの修繕、あるいはゴミ置き場など共有部分の清掃が、行き届いていて清潔かどうかといった点です。
やはり分譲マンションであれば、もはやそのマンションは自分のモノといえます。従って、そうした管理面がキチンとしているかどうかということは大変重要な部分といえるでしょうね。部屋の間取りや窓からの眺めだけにとらわれていてはいけません。

ここに注意!その3

中古マンションも中古住宅と同様に、隣近所の住民やマンションの近くにトラブルになりやすいものがないかどうか?という点も事前に把握しておく必要があるでしょうね。とくにマンションが幹線道路の近くだと、夜中に車の騒音がうるさいに違いありません。
あるいは、マンションの近くにカラオケスナックなどがあると、夜中にカラオケの騒音や酔っ払いが徘徊するというケースも想定されます。とくにスナックなどの飲み屋街が、近くにある場合は要注意でしょうね。

中古マンションのリフォームについて

リフォーム時の注意点その1

最近のリフォーム技術というのは、マンションでも一戸建てでも新築時のようになってしまうほど優れています。ただしその代り、リフォーム費用というのも相当掛かってしまいます。
とくに中古マンションであれば、部屋ごとの段差が激しかったり、カビが生えやすいというマンションは、リフォーム費用もかさみやすいといわれています。例えばカビが生えやすいというのは、断熱不足がその要因にあるといいます。従って、リフォームの際にも断熱性能を高める工事が想定されます。

リフォーム時の注意点その2

中古マンションの場合、リフォーム時にせっかくオール電化設備を取り入れようとしても電気容量の問題が支障となってくるのです。
とくに古いマンションになると、電気の上限が低く設定されているので、エアコンやIHクッキングヒーター・オーブンレンジなどを使う度に、ブレーカーが落ちてしまうといったトラブルが想定されます。
しかも、マンションとなると一戸建て住宅とは違って、自分の家だけ電気容量を上げるということすら難しいでしょうね。

まとめ

中古マンションを購入する際に想定されるメリットだけでなく、デメリットについてもいろいろとご紹介しました。やはり、新築マンションに比べるとお手頃価格というのは事実なのですが、単にそれだけを判断基準にしてはいけないでしょうね。
戸建ての中古住宅の選び方については、こちらの記事で詳しく書いています。

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