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中古住宅で気をつけるべきチェックポイントまとめ:その1


チェックポイント

中古住宅というのは、新築物件の半分以下になるので大変お買い得です。その代り、欠陥住宅や手抜き工事がよく取り沙汰されています。従って例え安い物件であったとしても、購入する前には十分な検討というものが必要であるといえます。
そこで、中古住宅で気をつけるべきチェックポイントについて、ご紹介してみ見ようと思います。

駐車場はここをチェック!

駐車場の広さ

中古住宅を購入する場合には、駐車場が完備されていると言うことなしです。わざわざ家の近所にある駐車場を借りなくても済みますからね。ただし、駐車場の広さが十分でない場合には、毎回車庫入れする際に過度なストレスというものが付きまといます。
また近頃では、やたらに軽自動車が流行っています。通勤やお買いもの程度であればそれで十分ですが、子供さんが多くなると、どこかに行く際にもミニバンがあると便利なことはいうまでもありません。そうなるとやはり駐車場の広さが十分でないと、いずれ近所にある駐車場を借りないといけなくなります。

駐車場の使いやすさ

駐車場の完備された中古住宅の場合には、駐車場の広さの他にもチェックすべき点はあります。例えば、駐車場から道路へ車で出る際に、道路幅が狭いとその分駐車場の出入口に隅切りを作って間口を広くしておく必要があります。
家の前や角の部分に駐車場を完備する場合には、そうした細かい配慮というものが必要なのでです。とくに駐車場の上が簡単な屋根構造になっている場合には、柱に車を擦りやすいのです。従って中古住宅を購入する際には、隅切りの有無や前の住人が駐車場の屋根の柱に車を擦っていないかどうか?などもチェックすべきでしょうね。

敷地のここをチェック!

敷地と道路との段差

中古住宅を購入する際には、建物の見た目や内装ばかりにどうしても目がいってしまいます。やはり建物自体はもちろんのことですが、その周囲にある敷地のことも十分に検討する必要があるのです。その上、建物の見た目や内装が気に入ってしまうと、その他のことは仕様がないなあ!と妥協してしまう方すらいらっしゃいます。
例えば、建物や敷地と道路との間に階段などが設置されている場合には、ご家族の中に高齢者がおられる場合にはたちまち大変です。あるいは今は高齢者がいない場合においても、将来的には自分たちが高齢者となるのですから、段差はできるだけないほうがよいといえます。

敷地の水はけや排水環境

敷地と道路との間に傾斜がある場合にも注意が必要です。例えば、敷地側がやや高い場合には、雨水が敷地内に停滞するということもありませんが、その逆の場合にはそれこそ大変です。とくに最近では、日本各地で豪雨による災害が度々発生しています。
ここ最近の大きな災害例でいえば、山から濁流が流れてきて家まで流されたという災害が日本各地で発生しています。またさらには、千葉県のような東京に最も近い平坦な地域ですら、河川が氾濫して敷地内どころか屋内まで水浸しになったというニュースもありました。

地盤や耐震はここをチェック!

地盤調査報告書の確認

新築住宅をいざ建てるとなると、必ず地盤調査というものを行います。今どき地盤調査を行わずに、新築住宅を建てるといった不動産会社はまずいないでしょうね。新築住宅を建てたり建売住宅を購入する際には、地盤調査報告書というものを提示してもらうという方も多くなっています。
一方、中古住宅を購入する際には、購入する直前に地盤調査報告書を提示してもらったり、あえて地盤調査を行うという方はほとんどいません。前の住人が大丈夫だったのであれば、自分たちも大丈夫であると思い込んでしまうに違いありません。従って、新築時の地盤調査報告書を提示してもらうとよろしいかと思います。

建物の耐震性

近年建物の耐震性の問題が、ニュースでも大きく取り上げられています。とくに我々素人の場合、新築物件というのは、建築基準を満たした上で作られていると思い込んでしまうところがあります。ところが実際には、手抜きをするような業者が多いのには驚いてしまいます。
おまけに耐震基準というのは、その都度変更されていることがよくあります。例えば、1981年には新たな耐震基準というものが施行されています。さらにその後、2000年にも大きな耐震基準の改訂というものが行われています。それらの耐震基準に沿って建てられているかどうかという点もチェックする必要があるといえます。

まとめ

いかがでしたか。その他にも、建物の柱や壁材に腐食はないか、天井部分に雨漏れがないかなど、建物自体においてもチェックする箇所がいくつもあります。中古住宅を購入する際には、総合的な観点からチェックする必要があるといえます。
そのほか、中古住宅に関する疑問をまとめたページも作りましたので、ぜひご参照いただけると嬉しいです。

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