中古住宅情報

コレで大丈夫。住宅ローンのイロハ


住宅ローンのイメージ
近年になってニートやフリーターという若者が多くなっていますが、やはりキチンとした定職に就いたら親から独立をして分譲マンションを購入したり、今流行りの建売住宅を購入するという方が多いのも事実です。もちろん、そんな方にとっては住宅ローンというのは無くてはならないものといえるでしょうね。

そこで、今後住宅ローンを利用したいと思っている方に住宅ローンのイロハをご紹介してみたいと思います。

住宅ローンの仕組み

住宅ローンの返済方法

住宅ローンの返済方法については、元金均等タイプと元利均等タイプとがあります。ちなみに元金均等タイプとは、元金を均等割りにした金額に利息を足した合計額を返済していく方法です。

一方、元利均等タイプは、元金と利息の合計金額が均等になる返済方法です。いずれの返済方法も利用する方の状況によって良くも悪くもなる場合があるので、一概にどちらの返済方法が良いとは言い切れない面があります。

ただし元利均等タイプは、毎月の返済金額が一定なので返済計画が立てやすいと思います。

住宅ローンの固定金利と変動金利

住宅ローンを組む上で、固定金利とは文字通り金利が変動しないのに対して、変動金利とは金利が変動する返済方法になります。この場合、変動金利には注意が必要です。

例えば金利が下がっている時は良いのですが、その逆の金利が上昇している時というのは返済額も増加してしまうことになります。その点、固定金利を選択すると毎月の返済額が変わらないので安心できるという面があります。

フラット35

最長35年の全期間固定金利住宅ローン

フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構とが提携することで実現した最長35年という長期固定金利の住宅ローンになります。しかもフラット35のメリットといえば、融資を受けた際に返済が終了するまでの金利が確定してしまうので、将来にわたって無理のない返済計画というのを立てやすくなるという点が挙げられます。

とくに住宅ローンを組む上においては、金利というのが重要なポイントといえます。フラット35のように金利が変わらないプランもあれば、返済途中で金利が変わるタイプもあります。

フラット35のメリットとデメリット

フラット35の最大のメリットといえば、最長で35年という長い期間において金利が変わらないという点というのはすでに申し上げました。

しかしながら、デメリットもあるのです。といいますのは、変動金利や当初固定金利型の住宅ローンに比べると、金利が比較的高めであるという点です。また、仮に世の中の金利が下がったという場合であっても、金利が常に固定となっているために毎月の返済金額も変わることがありません。そのため金利が下がった場合が、フラット35の最大のデメリットとなってしまうのです。

リフォームや住替えと住宅ローン

自宅の売却価格が住宅ローンの借り入れ残高よりも多い場合

両親が高齢になってきたので、家の中をバリアフリーなどにリフォームをしたいという方や子供が多いので部屋数の多いお家に住み替えたいという方は多いと思います。ただし、その場合リフォームはともかくとして、住み替えを検討している方は、今の自宅の売却価格と残っている住宅ローンの借り入れ残高とを比較する必要があります。今の自宅を売却したお金で残りの住宅ローンを完済したり、自宅を売却するための仲介手数料を支払ってもまだお金が残るという場合は、住替え物件の頭金にすることも可能でしょうね。

自宅の売却価格が住宅ローンの借り入れ残高よりも少ない場合

仮に自宅を売却したとしても、住宅借り入れ残高よりも少ない金額という場合も想定されます。そんな場合には、今の貯蓄でローンの残高分が支払えるかどうかがポイントとなってくるでしょうね。支払えれるのであれば願ったりかなったりです。

ただし支払えないという場合には、自宅の売却と住替え物件の購入を同時に進行させることが可能な買い替え住宅ローンを利用するという方法もあります。しかも買い替え住宅ローンにおいては、金融機関によっても多少仕組みが違いますが、住替え物件の担保価値以上の融資も可能であるといわれています。

中古住宅を買う時の費用についてまとめた記事はこちらです。

まとめ

住宅ローンのイロハについて簡単にご紹介いたしました。住宅ローンとなるとどうしても高額になることから、金利が0.1%違うだけでも総支払額は大きく変わってしまいます。そういう意味では、金融機関選びというのもとても大切なポイントといえるでしょうね。


あわせて読みたい